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☆ 6月、快晴の弥山・八経ヶ岳

2017年 6月 14日(水)、蒼いキャンパスにハケで描いたようなスジ雲、
その下には大峰の山々が連なる。
久しぶりに訪れた近畿の最高峰からは、素晴らしい眺めが広がっていた。


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6月も半ばとなった平日、再び天川村を訪れた。
天川・川合からの309号線は、相変わらずの狭い道だ。
スピードを落とし、両サイドを気にしながら注意深くハンドルを切った。
7時半頃、トンネル西口駐車場に到着。
平日にも関わらず、20台近くの車が止まっていた。
準備をしている間にも1台、2台と登山車が入ってくる。
ここは短時間で登れる近畿の最高峰への登山口、人気は高い。


しかし、寒いな…、もうすぐ真夏とは思えないような気温、
気になって車に表示される外気温を確認、11℃!冷え込んだ朝だ。


ガスバーナー一式を持っていくか、お湯にして持っていくか…少し悩んだが、
余分な荷物を減らし、お湯にして持っていくことにした。
ジェットボイルでお湯を沸かし、サーモボトルに移し替えた。
携帯の時計を確認すると7:47分、
いつもより軽めのザックを担いで駐車場を後にした。


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直ぐに小さな橋を渡った。
先程、駐車料金1000円を払うとき、「雨が降らないんですよ」と管理人が言っていたが、
確かに渓の水量はいつもより少ない、ほとんど流れていない状態。


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毎年、大勢の登山者が登る西口からの登山道、
荒れるのは仕方ないのだろう…
樹の根っこは掘り返され、窪地になった道に雨が流れ込む、悲惨な状態だ。


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それでも、ところどころ整備されている。
登りづらいところは石積みや木の階段が設けられ、
危険個所にはロープ、登山道を確保しているのが判る。


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いきなりの急登が続いた。
適度に休憩を挟みながら登り続けると、樹の種類が変わり笹が増えてきた。
稜線に近づいたのだ。


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8時47分、丁度1時間掛かって大峯奥駈道の稜線に出た。
珍しく誰も休んでいなかった。


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楽しみにしていた〝シロヤシオ(白八染)〟は、僅かに咲いているだけだ。
花は数える程しか残っていない。
今年は不作なのかもしれない…


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代わりに〝サラサドウダン(更紗満天星)〟が可愛い釣鐘状の花を付けていた。

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降水確率0%にしては雲の多い朝だった。
時折陽が射す程度、登るには曇り空の方がありがたいが…


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9時22分、「弁天の森」到着。
この頃になると、テン箔組の登山者が次々と下りてきた。


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やがて「弥山小屋」が見えるところまでやってきた。
ここから「理源大師像」まで快適な山歩きが続いた。
嫌われ者の〝バイケイソウ〟の大群落も成長中だった。


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久しぶりに「理源大師像」の御顔を拝見した。
いつみても凛々しい顔だ。


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さて、ここからは登り、右折れ左折れを繰り返しながら高度を稼ぐ。

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ルートは丸太階段となった、ここまで登れば山頂に近づいてきたことが判る。

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一頻り、階段を登り終えると見晴らしの良いところに到着。
先日の山上ヶ岳の登山も素晴らしかったが、今日も視界良好。


眺めていると、一人のうら若き女性登山者が登ってきた。
初めて登るのだと言う、
「登山口までの309号線が怖かった」
そらそうだろう…あの区間だけは慣れた者でも嫌だ。
国道と言うよりも酷道に相応しい


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足元に咲いているのは〝コミヤマカタバミ(小深山傍食)〟
苔の中で可憐な花が彩っていた。


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10:47分、「弥山小屋」到着。
大峯奥駈道の稜線に出た時、ここから2時間のカンバンがあったが、そのとおりになった。
小屋前のベンチには数人の登山客、今日は比較的静かだ。


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弥山からの眺めは最高に近い、何処までも晴れ渡っていた。

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昼食は八経の山頂と決めたので、こののまま向かうことにした。
〝オオヤマレンゲ〟はたくさんの蕾を付けていた。
今年も咲き誇るだろう。


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11:17分、近畿の最高峰にして日本100名山の一つ、八経の山頂を踏んだ。
出発してから3時間半…、私の足ではそんなもんだろう…
独り言を言いながら写真を撮ると、先に到着していたご年配の登山者に会釈した。


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ヤマケイ2004には、「紀伊半島を貫く神々の山稜」と描かれているが、
正しくそのとおり、眼下に広がる景色は深い渓谷が連なる山々、
スケールの大きさを物語っていた。


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あっ!あの山稜はいつもの金剛山、葛城山、今日はより近くに感じる。

昼飯、カップヌードルをクッカーに移してお湯を注ぐ。
その間に、菓子パンとソーセージ1本を放り込む。
食後の後はお決まりのコーヒーでまったり。


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弥山小屋まで戻った。
下山前に弥山神社に寄った。
色落ちしたシャクナゲが最後の花を咲かせていた。


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じっくり眺めてみると、徐々に緑が増えてきた八経ヶ岳だった。

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12時50分、弥山小屋を後にした。

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疲れているが順調に下山してきた。
〝好事魔多し〟とはこの事だろう。


大峯奥駈道の稜線から西口への分岐に向かう手前だった。
突然、鹿が現れたのである。
別に鹿自体は珍しくもないのだが、
突然のことに驚いて、石に躓き正面から地球にダイブした。
こちらも下り坂で少しスピードが出ていたので、踏みとどまることができなかった。
かなりの衝撃…暫く起き上がれない。
ストックは手から離れ、携帯は飛び出している。
何処を怪我したのだろう…ゆっくり起き上がった。
右肩が上がらない…他に怪我は擦り傷程度か…
それよりも転倒した精神的ショックの方が大きい。
とりあえず眼の前にあった樹の根っこに腰掛けると、体を確認してみた。
奇跡的にも、外傷はほとんどない。
転倒した場所がたまたまよかったのだろう。
岩でもあったら大怪我になっていた。
右肩を少し動かしてみた、脱臼はしていないようだ、
倒れたとき、右手でかばって強打しただけのようだ。


喉が渇く、余していた水を飲み干した。
暫くしてお一人の男性の登山者が下りてきた。
何事もなかったかように、にっこりと微笑んでその方を見送った。


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以前にも、このルートで石車に乗って尻餅をついたことを思い出した。
西口への分岐からの急斜面は時間をかけて慎重に、慎重に下りた。
最後に、とんだ災難が待ち受けていたが、3時前、無事下山完了。

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kaze2320

Author:kaze2320
和歌山生まれの山育ち、今は奈良在住、
主に地元の金剛山・葛城山近郊の山歩きに加え、
里山散策、ハイキング感覚の古道歩き、神社・仏閣・古刹巡りが中心。

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