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晴れ渡る空-大峰山・山上ヶ岳から

2017年 6月 5日(月)、眼下には眩い程の新緑、遥か向こうには金剛・葛城山系の稜線、
更にその先には六甲の山並みがうっすら見えていた。


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家を出たのは梅雨入り前の早朝だった。
吉野口から309号線を南下、天川・川合を左に曲がると洞川温泉街へと車を走らせた。
街は未だ眠っているかのように人影はない。
母公堂を過ぎ登山口の清浄大橋でエンジンを切ったのは7時頃、
既に、4,5台の車が停まっていた。
車内が暖か過ぎたのか、ドアを開けると「寒っ!」と思わず叫んでしまった。
「寒いですね」 駐車場を管理している方に声を掛けながら1000円を支払った。
新調したトレッキングシューズに履き替える。
メインカメラは置いてきたので、38ℓのミステリーランチのバックパックは余裕たっぷり、軽い。
半袖のTシャツに薄手のパーカーを羽織ると、ノルディックウォーキングスタイルで出発した。


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一礼して橋を渡る。
直ぐに「女人結界門」を潜った。
山上ヶ岳(さんじょうがたけ)は、一般的には大峰山と呼ばれ、
今も女人禁制を続ける修験道の山である。
男女平等の時代、時代錯誤の声も聞こえるが、
私自身は、男性だけが許される山、♂だけが登れる山、
そういう山があってもいいと思っている。
1000年以上も続く壮大な歴史にあえて幕を下ろいこともないだろう…


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植林の中に踏み固められた古の道が続いた。
最初の茶屋跡を過ぎ、「一本松茶屋」に到着したのは8時前、誰も居ない。
ザックを下ろし、ポカリを2、3口飲む、パーカーを脱ぐと先を急いだ。


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山肌を縫うような単調な道が続いた。
斜面にはすり鉢状になったシダの仲間が植林を取り囲んでいた。


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見晴らしがよくなったのは、出発から1時間ほど歩いた頃だった。
ようやく暗い植林から脱出するか思うとホットした。


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「お助け水」に到着、だが、水はほとんど枯れている。
ここは期待しない方がいいだろう。


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やがて自然林が多くなり、周りの雰囲気が変わってきたのが分かる。
渓のせせらぎはほとんど聞こえない。


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9時前、洞辻茶屋到着、ここにも誰も居ない、静かだ。
ザックを下ろし体勢を整え直す、半袖1枚では寒い位、早めに出発した。


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茶屋を出て「出迎不動」様に挨拶を済ます。
ここから「陀羅尼助茶屋」までの道程は、大峰の大自然を楽しめるルート、
写真を撮りながらのんびり歩いた。


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特に輝きを放っているカエデ科の〝オオイタヤメイゲツ(大板屋名月)〟の新緑が眩しい。
変わった名前だが、大峰山系や大高ではよく見かける大木だ。


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「陀羅尼助茶屋」到着、
ここで写真を撮っているとお一人の御高齢の方に追いつかれた。
頭は私以上に光っているが、山慣れした元気そうな方だった。


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小屋を通過すると、ルートは左右に別れる、登りは左の行場を通るのが基本、
左側を選択して、試しの岩場を登ると鐘掛岩の下に出た。


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少し早いかと思っていた〝イワカガミ(岩鏡)〟だが、咲き始めていた。
岩場に咲くピンク色の小さな花は、花の少ないこの時季に目立っている。
大峰山系に咲くのは小降りなので〝コイワカガミ〟かもしれないが、この際どっちでもいい。


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鐘掛岩を過ぎ等覚門を潜ると、いよいよ山頂に近づいた雰囲気が漂う。

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朽ち落ちた石仏が並ぶ木道を過ぎると〝西の覗き〟に到着した。

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「いや~素晴らしい眺めだ」少し興奮気味に独り言を発した。
眼の前に広がる雄大な景色に何も言うことは無い。


新緑の向こう、車を置いた駐車場が見えて、その奥には洞川の街並み、
尾根伝いの稜線の先は吉野か、その先は五条の街、
そして少し右に、金剛山、葛城山、更に右に目をやれば二上山、
更に奥には六甲の稜線が浮かんでいる。


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大峰山寺までもう少し、石段を登り詰めると山門が見えてきた。

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「身口意 三業を整え 参入召されよ」
帽子を取り一礼すると山門を潜った。やれやれ到着だ。


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本道に入ると、白装束の山伏姿の方が数名、
一般の登山客も数名、平日にしては賑わっている様に感じた。


柱に貼り付けられていた温度計を確認すると…8.5℃!
涼しいをとおり越して寒いはずだ。


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なだらかな山上ヶ岳の山頂を踏んだ。
お花畑は鹿に荒らされて笹畑になった。


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日本岩に向かった。
山頂では、ここが一番落ち着ける場所だ。
ザックを下ろし展望を楽しんだ。
安定した空模様、少し霞んできたが、まだ六甲は確認できる。
左に目をやれば、大日や稲村ヶ岳が迫っていた。


昼飯には早い、どうしようか迷っている内に登山者の団体が現れた。
「洞辻茶屋」まで戻って昼飯にすることにした。


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11時過ぎ、「洞辻茶屋」まで戻ってきた。
途中、多くの参拝登山者とすれ違った。
昼飯を済ますと下山、同じルートを戻った。


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1時頃、予定より早く下山完了。
それにしても良い眺めだった、満足感が残った参拝登山だった。


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kaze2320

Author:kaze2320
和歌山生まれの山育ち、今は奈良在住、
主に地元の金剛山・葛城山近郊の山歩きに加え、
里山散策、ハイキング感覚の古道歩き、神社・仏閣・古刹巡りが中心。

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