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☆ 町石道を歩き我が故郷へ

2017年 4月 30日(日)、道の駅「柿の郷くどやま」から出発。
いつものトレッキングスタイルに身を包むと「慈尊院」に向かった。


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眩しい程の春の光が真っすぐ降り注ぐ。
街中を少し歩くと寺門に到着、
〝久しぶりに来たな〟回想に耽りながら門を潜ると、朱色の多宝塔が真新しい。
宮司らしき方に会釈をすると石段を登った。
丹生官省符神社は、町石道の出発点。

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帽子を脱ぎ参拝を済ませた。
携帯の時刻を確認、7時半を過ぎていた。
今日はこの町石道を歩き我が故郷〝高野町・西細川〟へ
先ずは「矢立」を目指した。


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トレラン姿の女性が一人、二人と追い越していった。
見るからに身軽だ、空荷に近い。
町石を五つ程数えると汗ばんできた。
たまらず羽織っていたジャケットをザックに仕舞うと半袖になった。


ストックを取り出し〝ノルディックウォーキングスタイル〟の準備をしていると…
流暢な日本語で後ろから声がかかった。
「大門、大門」…
「ああ、大門はこの道です」
振り返ると一人の黒人の女性が立っていた。
理解したような顔をして追い越していった。
(ノルディックウォーキングとは、ダブルストックを使い足早で歩く全身運動である?)


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最初の登坂、ノルディックウォーキングの要領でスピードを上げた。
暫く進むと、追い越していった黒人の女性が休憩していた。
呼吸が荒い、水分を補給していたが少し苦しそうだった。
大門はまだまだ遠い、大丈夫かな…
軽く会釈をすると追い越した。


展望台で休憩しながら写真を撮った。
眼下には紀の川が蛇行、橋本の街、そして遥か向こうに金剛山。
右に目をやると楊柳山、ここから眺めると橋本から楊柳山は直線的には近い。


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町石道に戻った。
坂を登りきると、あの黒人の女性が休憩されていた。
思い切って声を掛けてみた。
「今日は暑いですね」
「大門はまだまだ遠いですよ」
こちらの意味は理解しているようだ。
女性にしては、がっちりした体格をしている、背の低さから東洋人、
フィリピン、シンガポール…その辺りだろうと推測していた。
「どちらの国から来られました?」
「アメリカ」
僕は予想もしていなかった答えに戸惑いを見せながら、
「えっ!アメリカの方でしたか…」
高野山は、外人が多いと聞くが、こんなところまでも…
町石道もメジャーになったものだ。


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英語が喋れたなあ…
途中まででも案内してあげたのに…
3年半の中国赴任のせいなのか、英語の単語すら浮かんでこない。
僕はアメリカの女性を置き去りにして先を急いだ。


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六本杉に到着したのは9時過ぎだった。
右に曲がり「丹生都比売神社」へ寄り道。


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10分程下ると耕運機の音がこだまして天野の村に到着。
トイレを済ませると朱色の門を潜った。


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日曜日とあって観光客が多い。
太鼓橋を渡り、参拝を済ませると八丁坂を駆け上った。


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町石道に合流、「二つ鳥居」の横にある休憩所で小休止…
と思っていたら、大勢のハイカーに占領されていた。
仕方なく、鳥居の横でザックを下ろすとチョコレートを三つ程口に入れた。


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「神田地蔵堂」を過ぎてゴルフ場の横を通り過ぎる。

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やがて分岐の笠木峠に到着。

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この頃になると往来が激しくなる。
トレラン姿のグループ、親子連れのハイカー、
追い越していく人、下りてくる人、流石にG.W最初の日曜とあって歩いている人が多い。


一人の女性が休んでいた。
近づくと、なんと!置き去りにしたあのアメリカの女性だった。
早い!僕は彼女の体力を過小評価していたようだ…
それにしても、迷うことなく歩いている、大したものだ。
「矢立、矢立」と言ったので、
道の途中で拾った地図を見せて大体の距離を示した。
矢立まで近いことを知ると安心したようだった。


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下に道路が見えて矢立は直ぐそこだった。

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小さな「見守り地蔵」に挨拶すると、

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矢立到着は12時前だった。
途中、丹生都比売神社に寄り道したので、こんなものだろう…
やきもち屋の横のベンチで自己満足に浸っていると、
アメリカ人の女性が勢いよく到着したのである。
やっぱり早い、彼女の歩き方はトレランに近い。
休憩しては一気に歩く方法である、陸上なら短距離である。


僕は、彼女がトレッキングパンツを履いているものと思っていたら…
トレラン用のサポートタイツである。
普通、日本の女性なら、タイツだけでは恥ずかしいので、
タイツの上に山用のスカートか、ショートパンツを履く山ガールスタイル。
男性ならハーフパンツくらいは履くのだが、
サポートタイツだけで歩く人は見かけない。
うん?これは欧米では当たり前なのかな…
別にサポートタイツの下が見えるわけではないのだが、なんか違和感がある。


大門の方向を指さしてこの道を行くように指示、
僕は、第二の2目的地である「自然社」に一人向かった。


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矢立から道路を歩き花坂へと下った。
三叉路を右に曲がり、10分程歩くと「自然社」の標識。
12時半過ぎ、入口に到着、坂を登った。
流石に燃料切れである。


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懐かしい休憩所に到着、ようやく昼食、一人弁当広げた。
弁当と言っても、いつものカップメン、お湯を注ぐだけである。
食後にコーヒーを飲みながら、周りの景色を見とれていた。
いろんな色彩が混ざる春の自然社は心身ともリフレッシュできる場所だ。


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“ありとあらゆるもの”の根元なる「皇大神」(すめらおおかみ)を祭られている自然社、
勤めをされている方とお話を済ますと自然社を後にした。


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再び、矢立に戻った時には2時を回っていた。

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そして最後の目的地、故郷、西細川地区に入った。
実家に立ち寄ると、紀伊細川駅まで歩いた。
学生の頃は遠いと感じた駅だったが、意外と近く感じる。
駅に着くと同時に極楽橋からの電車、こんなラッキーな日もあるのだ。
急いで乗りこむ、そして九度山駅で降りた。


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道の駅「柿の郷くどやま」に到着すると、
川幅いっぱいに鯉登が舞い、その下で川遊びしている人もいる。
すっかり初夏の雰囲気だった。


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kaze2320

Author:kaze2320
和歌山生まれの山育ち、今は奈良在住、
主に地元の金剛山・葛城山近郊の山歩きに加え、
里山散策、ハイキング感覚の古道歩き、神社・仏閣・古刹巡りが中心。

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